アミノ酸とは
科学の分野において『アミノ酸』とは、アンモニアの水素原子
を炭化水素基で1つ以上置換した化合物の総称である「アミノ基」
と、カルボン酸構造を酸成分とする化合物である「カルボキシル基」
の両方の官能基を持つ有機化合物の総称です。
しかし、生化学の分野をはじめ、一般的には、生体のたんぱく質
の構成ユニットとなる「α-アミノ酸」を指し、分子生物学など、
生体分子をあつかう生命科学分野においては、厳密にはアミノ基
を持たないため、分子中にイミノ基とカルボキシル基を両方含む、
有機化合物の一群である「イミノ酸」に含まれる『プロリン』も、
便宜上『アミノ酸』の仲間として扱われます。
「α-アミノ酸」とは、カルボキシル基が結合している「α炭素」
にアミノ基も結合しているアミノ酸であり、水素であるグリシン
以外のアミノ酸では、α 炭素へのアミノ基やカルボキシル基など
の結合様式が立体的に2通り可能で、それぞれ「D型」、もしくは
「L型」の光学異性体として区別されます。
生体のたんぱく質は「α-アミノ酸」の重合体ですが、基本的に
「L型」のものだけは構成成分となっています。
又、「D型」は天然では、細菌の細胞壁の構成成分や老化組織、
ある種の神経細胞などに存在が見出されています。
生体のたんぱく質は殆どの場合、「R」で表記した側鎖の違いによる
20種類の『アミノ酸』からなり、個々のアミノ酸はこの側鎖の性質に
よって、「親水性」、あるいは「疎水性」、「塩基性」、又は「酸性」
などの性質が異なります。
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